2022年07月09日

ランボー超人Bの物語-13 本気で正義の味方やってみるD

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ソファは真中に正三角の形に、ちょっと高そうなのが3つ、その外側に囲むように4つ置いてあるんで、漫画なら内側がベスト3で、外側に4〜7位がいることになる
グループ名は“北斗の拳”なんてったら、面白いな

例のざりざり声(外側一番左端)の奴が、刃渡り15pくらいのナイフをひらひらさせながら
「おめぇ、どこの鉄砲玉だぁ。格闘技やってるようだが、ウチぁなんでもありなんで、怪我だけじゃぁ済まんで、死んでもらうことになるからなぁ…」って、喋り終わる前に、ぱっと俺の前に飛び出してきて、ナイフで俺の目を払ってきた

が、一般人からすりゃあ、素早い動きだったんだけど、あいにく超人が相手なんで、そこに俺は立ってない
そこに居る、と思ってナイフを振ったら、そこにはいないってなると、やっぱきょろきょろ見ちゃうよね

俺はって言うと、一瞬身を屈めて思いっ切りジャンプ、天井の手前でくるっと回転すると天井蹴って、ナイフ男にアタック!そいつは、ぐしゃっって感じでそこにぶっ倒れた

しまった、大丈夫かな、なんて考えてると、お次がすぐやってきた
ひゅっって、警棒が振り下ろされて来る音に反応して、ナイフ男の身体から瞬速で身を起こして、横に転がったけど、肩に警棒がヒットした感じはあった

横に転がったのは正解で、続けざまにブラックジャックの一撃が、俺が居た辺りにかまされて、倒れてたナイフ男に当って、可哀相にそいつは二度目の「ぐえっ!」ってなった

横に転がりながら、周りを見たんだけど、俺を殺ろうとしてるのは四人。一人は床に倒れてるから、ブラックジャックと振り出し警棒と、後一人は手ぶら…いやメリケンサックしてる奴。ボスキャラ三人は余裕かましてまだソファにふんぞり返ってる

俺がさっと立ち上がると、三人がびくっとして身構える
特に警棒の奴は、当てた感覚はあるのに、俺が平気な顔で立ってるもんだから、少しびびりが入ってる

「この野郎、結構やるから気を付けろよ!」警棒が仲間に警戒警報を出したが、他の仲間は、ボスキャラを含めてまだ余裕かまそうとしてる
次の瞬間、俺はびびりの警棒野郎の懐に飛び込むと、警棒を持ってる方の手を肘の処を掴んで、ぐいっと捻り上げてやった

本当は、捻り上げて片手で持ち上げてやろうと思ったんだけど、案外反射神経の良い奴で、捻り上げようとした俺の手の動きに逆らわずに、くるっと回転しながら、残り足で俺の顎の辺りに蹴りをかましてきた

多分、それがヒットしたってなんともなかったんだろうけど、俺も反射的にその脚を引っ掴んで、横に吹っ飛ばしてやった(プロレスだったらこの連続技に大拍手だろーな)

こいつらが武闘派だっていうことは分かってたけど、このチームワークはすごいな、ってちょっと感心しちまった。が、相手が悪かったよな、チョージンの俺だから、折角の連携プレイも結局通用しなくて。
ブラックジャック野郎はちょっとびびってか、様子を窺ってる

と、今までクールに様子を見てたメリケンサックが、ちゃんとボクサー風にステップ踏んで、左ジャブをしゅっしゅっと繰り出しながら、俺に迫って来た
だけど、こういうのは割と楽に対応できる。リズムがあるんで、動きの先が分かり易い

しゅっしゅっ、って来るパンチを、いちいち右手で払って相手してやると、いきなり右ストレートがかなりのスピードで俺の顔を狙って伸びて来る。と、思うと左フックが俺の腹に飛んで来る(ワンツーだね)

もうめんどうになったんで、ぐっと踏み込んで、こっちも右ストレートを放つと、スピードが断然違うから、メリケンサックは後ろにスウェイバックする間もなく、ブロックしてた左肩に俺のパンチをまともに食らって、大きく後ろに吹っ飛んで、ソファに座ってたベスト3の頭の上を越えて、壁にどーん!ってぶつかって、動かなくなっちまった

それにびっくりした三人ボスが、慌てて立ち上がると真中の奴が、尻ポケットから黒光りする拳銃を素早く取出し、両手で構えて「もういい!お前、暴れ過ぎやっ。死ねやっ」って、決めゼリフを吐こうとした

けど、けどだ。超人の俺に、そんなのんびり喋ってから、撃とうとしたんじゃ当てられっこない
両手で構えようとするのを見た瞬間、俺は転がってるソファを引っ掴むと、「暴れ過ぎやっ」から、次の「死ね」辺りのところまで喋ってる最中に、どストライクでソファをぶちかましたった

ソファって言ったって、結構重くてしっかりしたやつだったから、どっかーんって感じでソファと一緒に、後ろに吹き飛んじまう(柔らかいソファだったんで音はそれほどじゃない)

両脇のソファに座ってた二人と、まだ残ってた4〜7番どれかのブラックジャック野郎は、“唖然と”の見本みたいな顔で、その場に突っ立ったまま動けなくなっちまった
posted by 熟年超人K at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 書き足しお気楽SF小説
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