2022年05月16日

ランボー超人Bの物語-12 人気者っていろいろ大変@

220516↓
目が覚めたとき、あれっ、ここってどこ?みたいに一瞬なったけど、すぐに引っ越したんだ、って思い出した
早速ベランダに出て、マンションの周りの景色を、いい気分で眺めてみた

不動産屋さんと、いくつか物件見て回ったときは、部屋の中とか家賃とかに注意が向いてたんで、周りの景色なんてあまり覚えてないんだけど、今見るとなかなかいけてるじゃん、って思える(駒ちゃんもそう思ってくれる?)

向かい側にも、同じくらいの高さのマンションがあるけど、こっちより新しくてかっこいいのがちょい残念
下の通りを見下ろすと、歩道には歩いてる人が見えるし、車の通りも多い。やっぱ都会だなって感動した

室内に戻って、早速駒ちゃんに“渋谷区に越して来たよー!”って、メールを送る
それからちょっと持ってきたテーブルとか、冷蔵庫やテレビや服なんか動かしてると、駒ちゃんから返信あり

“やったねー!今夜は引越し祝いに行くからねーハート”って、むちゃくちゃ嬉しい返事じゃん!!
そう言えば、駒ちゃん来たら、ここの予備キ―渡すのかな〜。おお、俺の心臓どきどきになってる!

もう、こうして引っ越して来ちゃったんだけど、お隣さんとか下の階とか、引越しあいさつってーの、やらなきゃいけないんかなぁ。挨拶行って、俺がこのマンションに居るって教えるのも、どうなんだろなぁ…

そんないろいろは、とにかく今夜駒ちゃんが来たら相談して(なんか新婚っぽい?)からにしよーとか、ふわふわ落ち着かない俺。意味もない(?)のに、バスルームやトイレをチェックしたり、急に気が付いてベッドと布団は、買い直さんといかんかなぁ…、とか頭に浮かんで来る。変な俺になっちまったもんだ

どっちみち、そんなに目立つタイプじゃないけど、それでもテレビで見たとか騒がれ(…ナイナイ)たらマズって思って、なるべく目立たない系の服着てグラサンかけて、近所の町をぶらついてみたけど、家具屋なんてない

大体平均より低めの身長なんだし、オーラなんてもちろん出てっこないしで、誰も俺のことなんて見やしないけど、天気も良くないからグラサンが変かもってことで、外してTシャツの襟にひっかける

スマホのマップ見ても、家具みたいなもん売ってる店もなさそうなんで、近くの私鉄の駅に行ってみた
電車で新宿に出て、東急ハンズにでも行ってみようかって考えて、券売機のとこに行ってみた

誰も俺を見てないはずって思い込んでたけど、なんかひそひそ声が気になるんで、聴力を上げると「ねえ、あの人ってあれじゃない?」「う〜ん、なんか似てるよね」「ちょっと訊いてみる?」って、あっちに固まってるJKが喋ってるんだ

こりゃマズって思った俺は、さりげなく券売機から離れて、駅の外に出ることにした
「あれそうだよ、きっと」「そっかなぁ」「そうだよ、だってあたしらに気付いて逃げだしたじゃん」う〜ん鋭い!面白がってなんでもできちゃうんだよな、あの年頃…なんて余裕かましてる場合じゃない

俺って一応超人だから、無敵感覚に最近慣れてるのに、こんな風に後ろから女の子に付いて来られると、逃げたい気分になるもんなんだ(う〜んアイドル気分…かなぁ)

まあ、俺がちょっとその気で、すたすた歩いたら、普通のJKなんて付いて来られっこないんだけど、結局俺も悪い気がしてなくって、振り切るとこまでスピード上げてないんだよね
posted by 熟年超人K at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 書き足しお気楽SF小説
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック