2021年09月04日

ランボー超人Bの物語-8超人って大変G

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チェックアウトを頼んで、請求書の金額をサイフから出しかけていると、俺の右隣になんかでかい奴が並んできた
ん…、って思ったとき、後ろにも男が二人立ってるのが分かった

なんだよこれ、テレビで見たことあるような感じじゃん、って気が付いた…こりゃ、警察だよ
まあなんたって、もう超人気分にも慣れてる俺だから、んでなに?くらいの余裕だったさ

だけど、でかい奴が急に俺の右腕を捕まえて「上辻勇太郎だな!」って、でかい声出したんだ
なんかその音圧ってゆうか、それにびっくりさせられちゃって、次にむっちゃ腹立って、なんだよこのヤローみたいに、右腕をぶるんって振り回したら、そのでかい奴がぶっ飛んっじゃって、受付カウンターの向こう側に、ど派手に突っ込んじゃったんだ

ホテルの受付の人も驚いてたけど、後ろの警察の二人と、あとロビーに三、四人いたのも警察だったみたいで、さすがにさっと緊張したのが分かった

俺の方も、急にやる気になっちゃって、やれるもんならやってみろよ、おら!的に、熱くなっちゃって、さっと振り返ると、後ろの二人が飛びかかってみたもんだから、その胸の辺りを両手で、どんって押してやったさ

さっすがに超人パワー、って感じで、二人の(多分)刑事さんらは、ワイヤーアクションみたいに、大きく後ろに跳ね飛ばされて、一人はロビーラウンジの、高級そうな椅子の間に突っ込んで、もう一人は、置いてあるグランドピアノにぶつかって、すごい音を出す羽目になっちまった

ロビーのあっちこっちに居た、警察の人っぽい連中は、頑張って俺に向かって来ようとした二人と、慌てて、携帯で誰かと大声で話してるかと思えば、突っ立ってぼけーっとこっちを見てるのがいたりって中、俺ときたら、お金をカウンターに並べて「じゃ、これで」なんて、決めゼリフ

ホテルの係員は、それでもどうにか領収書を出してくれたんだから、プロだよね

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とにかく支払いは済ませて、俺は胸を張ってホテルの玄関から出て行くことにした
外に出ると、ホテル前の駐車場に白黒のパトカーが2台と、グレイの腹面パトが1台、例のくるくる回る赤ランプを点けたままで、停まっている

見てたら、いたずら気分が湧いてきちまって、3台の頭を上に、お尻を下にしてキャンプファイヤーの薪みたいに、三角形に立てることを思い付いた

そんなことやって遊んでたら、さっき携帯で連絡していた相手らしき新手のパトカーが4〜5台、サイレンを鳴らしながら、このホテルに向ってくるのが見えた

別に、空に飛び上がっちゃえばサヨナラなんだけど、俺としてもなんか中途半端な気分なんで、もう一戦やってみよっかなー、なんて余裕の気分になっちって、三角に立てたパトカーの前で、のんびり、連中が到着するのを待つことにしちゃったよ

駐車場の真中あたりにパトカーの三角を立ててるんで、応援部隊がぞろぞろっと入ってくると、一気に駐車スペースが無くなっちまった

先に入って来たのが、かなり適当に車を停めたんで、後から入ったのは無理やり停めた形になるもんだから、お互いドアを開けて出て来るのに苦労してる

さすがに皆、パトカーが3台で、三角形に立ってるのを見て驚いてる
そこへ、館内からさっき放り投げられた連中が出てきたもんだから、俺と三角を真中に、あっちとこっちで、見つめ合うみたいになっちまってる

「おーい、上辻くん。見ての通り、あんたは我々に包囲されてるんだから、おとなしく署に同行するよーに」ホテルから出てきたのが、こっちに向かって大声を出した

「いや、別に俺は警察さんに捕まるようなことは…あっ、さっきしたか…。したかも知れんけど、行く気、無いから」一応、返事はしとかんとな

「警部ー、こいつ、確保しますかー」応援のパトカーから出てきた、制服のお巡りさんが、こっち側から大声で話しかけてる。なんか、お間抜けな感じだよな

「待てー、そいつは馬鹿力があるからー、迂闊に手を出すのは止めろー」警部さんが返事をする。って、さっき携帯で喋ってた奴だ

その呼びかけと、俺の傍に立ってるパトカー3台を、その場の全員がはっきり意識したのが分かる
そして、警察の連中に、緊張感が高まり、伸縮式の警棒を取り出す者や、制服のお巡りさんは、腰の拳銃に手をかけてる者までいるんだよ(でも俺は余裕だけど…)
posted by 熟年超人K at 11:10| Comment(0) | 書き足しお気楽SF小説
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