2022年03月20日

ランボー超人Bの物語-10 正義の味方始めましたC

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合同訓練の日から何日か過ぎた金曜の夜、明日明後日の連休は駒ちゃんと何処かに行けたらいいなってことで、メールしてみたら、ナント!“いいわよ、どこ行く?”って、即、返事が着信!

こんなにすぐに“いいわよ”が返って来るなんて思ってなかったんで、正直慌てちまった。だって、まだなんの計画も立ててなかったんだ
でも、チャンスはチャンスだ。急いでどっか行きたいとこなかったか、頭の中を探した。…あった

早速メッセージに、山梨の温泉に行くのはどうかな?って、どきどきしながら送った(下心ありって思うかな…)
今度は10分くらい経ってから“OKだよわーい(嬉しい顔)”って、めちゃ嬉しい返事があった!

それで早速、あのとき泊まったホテルの電話番号を調べて、宿泊の予約を申し込んで(どきどきの一部屋!)から、駒沢さんにメールした
立川駅からモノレールって手もあるけど、駒ちゃんからすれば、新宿−中央線−JR立川−中央線−春日居町ルートが、いいんじゃないかって付け足した(フツーのデートだから空は飛ばない!)

メール送ってから、返信が待ち切れなくって、そわそわが止らない
窓から外に出て、満月みたいな月が出てる夜空に飛び上がった

まだ9時ちょいだから、街の灯かりはある
月をときどき隠すくらいの雲もあるから、紺のトレーナー上下で飛んでも恥ずかしくない

俺としては、初の一泊デートなんで、もし向うに行ってから断られるなんてこと、考えもしてないから、ただもうウキウキっていうか、ワクワクのコーフン状態で、とにかく爆発したい訳よ

それで、無茶苦茶ぶんぶん飛び回ったりして、お腹猛烈に空いてアパートに戻って、最近は金回りいいんで、冷蔵庫にあるハムとか、買ってあるフランスパンとか、かに缶とか、ビール飲みながらむしゃむしゃ食った

ちょっとのぼせてたと思うけど、まあアオハルだよね
はっと思い出して、スマホの着信見たら“立川駅11時頃付きます”ってなってて、またもう1本空けちった

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目が覚めたら、朝だった
今日は、って思い出したら、またわくわくが始まった

朝飯の前に、電動シェーバーを顎に当てる
ばりばり音がいい感じだ

超人になっても髭は伸びるし、剃ることもできる
これは不思議と言えば不思議だ。だって、やくざのナイフは全然肌を傷つけないのに、だぜ

自分とこうして話をしてるなんて、可笑しいじゃないかって思いはするけど、どっちかって言うと俺らしいって言えば俺らしい
大学でも特にサークルとか入ってなかったし(一応“社会経済現象研究会”ってとこに所属はしてた)、一人の方が気楽でいいなんて、誰にも言ってたから仲間なんていなかった

もちろん女の子になんて縁がなかったし、最初何回か断ってたら、飲み会の誘いもまずなかった(人数合わせで半額会費の時だけ参加したけど)
なんか言い訳っぽいけど、俺としてはそれで問題なかった

だから今回、駒沢さんとデートできることになって、うろうろしちゃってる訳
それと、もし今夜、駒沢さんが一緒の部屋に泊まってくれるってことになっちゃうと、俺としてはいろいろ不安なこともある訳で…わかるだろ

俺、超人だから、もしも駒沢さんとあんなことや、こんなこと(どきどきするよな)になれたとき、大丈夫か?俺、って心配がわやわやしてる(あの最中に、力が入っちゃったら、とか…それが心配)

そんなこんなを考えちゃうと、今日は止めといた方がいいのか、とか更に考えちゃう俺
いいや、それじゃ俺、なんにも出来ない人生になっちゃうじゃん、ってもう一人の俺が出て来て、文句言う

で、時計見たらやばっ!もう時間じゃん!!
大慌てで、デート用に用意してた服に着替えて、アパートの部屋を飛び出す(もうマスコミの張込みはなくなってる)

アパートから西に少し進むと、多摩モノレールの高架が見える。その高架下を、人や車にぶつからないように気を付けて、出来るだけマックスのスピード(多分時速40〜50q)で走った

玉川上水駅あたりから立川駅まで約4qを5分くらいで走りきったんで、立川駅の中央線ホームに特急電車が入って来たときには、余裕で間に合った

ホーム側の席に座れてなかったようで、駒ちゃんの姿は見えなかったけど、とにかく乗り込んでから、スマホメールで連絡をすると、真中辺りの号車の左側の席に居るよって返事があった

やっと一緒の席になれて、俺の嬉しさはMAXだぁ!
なんて浮かれていられたのは、最初のうちで、並んで座ってると話が出てこない

もちろん、お天気良くってよかったね、とか、今日、メガネじゃないんだぁ、とか、俺、特急乗るのって初めてなんだぁ、とか、どーでもいいような話はすぐに終わっちゃうから、後はなんとなく、二人ともこの後の予定が、すごく気になってるんだけど、そこには触れられない…くて、困ったのだ
posted by 熟年超人K at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 書き足しお気楽SF小説