2020年11月13日

ランボー超人Bの物語―7超人だってば、俺は@

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その話は、結局大した話にはならなかった
大手の建設会社の部長さんは、俺と会うとまずやって見せてくれって、偉そうな態度で言うんで、俺はかちんと来て、副社長が、あーだこーだ言うのを聞き流して、帰っちまったんだ

その次の日、社長が呼んでるぞ、って総務部長に言われて、社長に会うとご機嫌で「撥ねつけたんだって、K建設を」って、笑いながら言った
「すみません」って謝ると、「いいさ、堂上、困ってただろ」って、まだ笑いが止まらない

後で、滑川さんが「社長と副社長の方針が、全然違うんで、俺らも困ってるんだよ」って、本気で困った顔してたっけ
要するに、社長は俺のことは会社の秘密兵器にしたいし、副社長は、売り込んでもっと俺を働かせたいんだ

あの晩、女の子がいっぱい寄って来るキャバクラってとこに行ったけど、結局副社長のおっさんだけノリノリで、俺は話すことも無い隅っこ暮らしだった。超人になったせいかお酒にも酔わんし、楽しくなかったな

だもんで、俺としては、大手さんに行ったとき、副社長が困っても、ぜ〜んぜん気にならんかったんだろな
まあ俺、雄仁塚建設で大分頑張ったんで、お金も当分困らんくなったし、そろそろ辞めちゃおっかな

そんなとき、スマホに駒沢さんから着信『上辻曲さんの情報番組出演について、至急お打ち合わせしたいので、ご連絡ください 〇〇〇―〇〇〇〇-〇〇〇〇』
おおっ、駒沢さんのスマホ番号かぁ、これって!

別に、そんなに嬉しくもないはずなんだけど、なんとなくウキウキしちゃうのは、ここんとこずっと、雄仁塚の男連中ばっかと会ってたからかなぁ…

早速、電話すると…お話し中みたい。またかけ直しても、まだお話し中…こりゃ縁がないってやつ?
電話なんてしてらんない、ってんで空飛んでくことにした(なんたって至急だもんな)

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で、テレビ局に行くんならってんで、この間“らめぽーと”で買ったばっかの、ダーゼルのウインタージャケットを、買ったまんまのショップ袋から取り出して

デニムのパンツに白のTシャツ、それにキャメル色のだぶっとしたジャケットを羽織って決めっ
それにこげ茶のハーフブーツを履いたら、俺ってシティボーイだろっ(…なんて言うのは田舎者だよな俺)

まあ、他人に見られても恥ずかしくないカッコだけど、そんなに空飛んでくとこ、見せる積りも無いんで、ばっと飛び上がって、割と高いとこ(3〜4000mくらい?)びゅーっと飛んで、一気に5分くらいでTテレの屋上ヘリポートに到着した

Tテレのロゴが付いてるヘリが1機、丸にRのマークの上に停まっているけど、誰も居ない状態。前にも来てるんで、下に降りる扉のとこに行ったけど鍵がかかってて開かないんだ

この扉、引っぺがしちゃおうかなって、思ったけど後で修理代を請求されそうなんで、ヘリポートの丸い縁から下を見て、細めの道路のある正面じゃない側の、公園みたいに見える方に降りることに決めた

ぽーん、と足を下にして飛び降りる。誰か見てたら、飛び降りだ!って思っただろうな
まあ都心のど真ん中なんで、人がいない訳ないけど、そこはまあ気にしないで降りてった

公園みたいなとこだと思ったんだけど、そこは植木とベンチに座っている2匹のブタと、ウルト〇マンのでかい人形が2個立ってた(一度来たことあるけど、屋上から出入りしてるから、下から入るの初めてなんだ)

ラッキーなことに、誰も居なかったんで、俺はそのままウル〇ラマンの横の入口らしいところから、中に入ることにした
「もしもし、貴方、関係者の方?身分証明書あります?」入った途端、右の方から、いかにも警備員的な人が、俺に声をかけて来た

「あっ、はい、ADの駒沢さんに会いたいんですけど…」なんか、つい、どぎまぎしちゃうんだよね
「ADの駒沢さん?ちょっとそこで待って、今、連絡取ってみるから。お名前は?」言いながら、受付事務所みたいなとこのドアを開ける

「名前は、上辻曲です。あっ、名前は勇太郎です」ちょっと間抜けかな俺
posted by 熟年超人K at 14:18| Comment(0) | 書き足しお気楽SF小説